無駄に几帳面な行動記録

他、心にうつりゆく  よしなしごとを  そこはかとなく

無駄に几帳面な男と閉所恐怖症

子供時代、家に押入れがあった人は、ドラえもんに憧れて押入れに入って遊んだことが多いんではないだろうか。僕もその一人である。入って何をして遊んでいたのかはすっぽりと記憶から抜け落ちているんだけど、

「押入れで寝てしまい家族が僕を探して大騒動」とか

「押入れでお菓子を食べたら後日お菓子のカスに蟻が群がりおかんに大目玉」とか

お茶目なことはしてない。今住んでいる家には押入れがないので子供時代を懐かしんで押入れに入ってみることもできないのだが、あってもしないだろう。なぜなら、僕はいつの間に閉所恐怖症になってしまったのだ。

 いつから閉所恐怖症になったのか? なんとなくで覚えているのは学生時代にカラオケによく行ってた時、時々感じていた居心地の悪さはなんだろうと考えた時である。当時は安さが売りのカラオケだと、カラオケ機と人一人立つのがやっとの歌うスペース以外はテーブルと椅子でほぼ埋められているような部屋が多かったのだ。トイレで席を立つ時は椅子を引いてもらいドアまで歩くような狭さ。この狭さが居心地の悪さだ!と気づいたのだ。他に何がダメなのか思い返してみたらいくつか出てきた。

■人が沢山乗ってるエレベーター 

■KALDI(通路がめちゃ狭い)

ドンキホーテ(通路がめちゃ狭い)

■テーブルと椅子しかなく窓もないような会議室

■駅ホームの階段脇の人一人しか通れないようなスペース

 まあこれらの場所にいても脂汗がでたりするわけじゃないので、もしかして、そんなのこれらの場所なら誰だってそうだよってことになるのかしらん。え~、でもKALDIとドンキって僕はそこでしか売ってないものを買いに年に数回行ってるけど、できれば入りたくないですもん。みなはそんなことないでしょ?

  あと不思議なのは、これらがダメなら満員電車とか、オールスタンディングのライブ会場のステージ付近とかもダメなんじゃないか?と思うわけだけど平気なんだよね。前者はもう当たり前すぎて抗体みたいなもんができたのか。後者は嫌なんだけどライブが楽しすぎて嫌な気持ちがふっとんでしまうのか。

  というわけで、今回は一見無駄に几帳面と関係がないように見えて、こういう風に書くこと自体が無駄に几帳面ってことで無駄に几帳面ネタとしましょう。

                                   𠮷岡一蛍