さて、偉人でもないのに自伝を書いてしまう暴走ぶりだけど、これぞロック!どこがロック?なんて思われない内にとっとと中編スタート。ロックに興味無い方でも当時の若者カルチャーの話も盛り込まれているので読んでみてください。(話盛り盛り)
3章:東京でロック
ロックをもっと楽しみたいぜ!と、転職活動頑張って僕史上最もハードな面接を勝ち上がり転職でき、仕事も面白く、給料もよく、転職に成功したのに、「そんなもんより俺はロックなんじゃぁぁぁー! 辞めてやるぜぇぇぇ!!!」とサラリーマン金太郎並の熱量で会社を辞めて実家横浜に戻っきてきた僕。早速行動じゃ。
手始めにロック好きが集まっているというサークルを見つけ参加。あの時はSNSはないに等しい時代だったけど今で言うオフ会ってやつだね。何回か参加してたら気の合う仲間と出会うことができ、そいつらとライブ行ったり、クラブ行ったり、飲み会したり、我が家(次の転職先が実家から通える距離でなく一人暮らし)で鍋したり、そのサークルでフジロック行ったり、なんちゃってDJイベントしたりと27才にして遅咲きの青春。パイセンっ、アオハルっすよ!
今までのうっぷんを晴らすべくライブも行きまくり。無駄に几帳面にライブリストを作っていたのを思い出し見てみた。
スゲー、2001年は、年間49回もライブ行ってる! まあフェスで見たバンドはその分カウントしているから若干インチキカウントくさいけど。この時期は特に今でも強烈に覚えているライブばかり。
★バンプ(ON AIR EAST) 今じゃこのキャパ(1000人)なんてできないっしょ。
★オアシス(フジロック グリーンステージ) Don't look back in anger(皆で歌うことが多い曲)を感極まって泣きながら歌った。
★スーパーカー(フジロック) 大好きなwhite style surf 5. がかかり、感極まり気づいたらダイブしてた。 お主、感極まってばかりデスな~。
★レディオヘッド 武道館と横浜アリーナ2日連続! アリーナでバンプ藤原君にばったり出会い、握手してもらったら「今日は楽しみですね」と言ってくれた!
★シガーロス(渋谷クアトロ)
2001年と言えば、ストロークスのファーストアルバム「Is This It 」がリリースされた年でもある。彼らの音を最初に聴いた時は、あまりにも僕が理想としているロックンロールの音が鳴り響いていたので「ユリイカ!」って叫んで風呂から飛び出してしまった程。
ライブ程ではないが、クラブ通いも結構したな~。金曜夜、仕事後一度帰宅して着替えて、飯食って、クラブで踊り、始発までいるなんて今では考えられない夜更かしもしていた。 土曜に渋谷のクラブで踊り、日曜始発で帰り、品川から東海道線に乗った途端に爆睡、目覚めたら富士山が車窓から見え、富士駅を通過していたなんてのもいい思い出です。 クラブでかかった曲として最も覚えているのは、ダフトパンクのone more time ! CMとかでも流れていたのでご存じの方もいるのでは? 2000年末ミレニアムにクラブでかかりまくっていて、この曲が流れる度にとんでもない高揚感に包まれていたよ。
そんな感慨にふけりながら、最終回に続く。
𠮷岡一蛍