無駄に几帳面な行動記録

他、心にうつりゆく  よしなしごとを  そこはかとなく

無駄に几帳面なロック自伝 ~前編~

突然思いついた『無駄に几帳面なロック自伝』! ロックに興味ない人でもなんとか読んでもらえるよう書いて行くので是非是非読んでみそ!(死語)。

 

序章:始まり

オアシス と出会ったのは1996年(平成8年)、僕が大学4年生(23才)のことだった。僕の人生に焼き印のようにくっきりはっきりと印をつけた出来事だった。

 もう連絡を取らなくなって久しいのだが、その当時仲良くしていた友達に僕が「オアシス、スゲーいい! ユリイカ!」と告げると、UKロック・ベストソングスをMDで作ってくれた(MD!!!若者は知らないって!)。そのベストソングスが、僕をオアシスだけじゃなく加速度的にロックの世界へいざなってくれた。 そんな彼は卒業後、SME(Sony Music Entertainmentに就職。ロックの知識とセンスは抜群だったからなあ。そんな奴が近くにいて僕はラッキーだった。

 

1章:静岡DEロック

大学卒業後、就職した会社で静岡支店に配属された。週末は静岡駅近くの丸井のHMVでCD買ったり、近所のレンタルショップでCD借りたりしてた。

この当時はまだまだMDが幅を利かせていたので、CDはバンバンMDに落としてMDウォークマンやMDCDコンポで聴いていたものである。MDはMDケースに収納。

懐かしくなり撮影してみました。

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UK、USA、邦楽でケースを分け、ラベルで中にどのバンドが入っているか書き込み。増えていくと、検索性が落ちたので、USAは緑、邦楽は黄色と決めてシールを貼るようになる。この頃から無駄に几帳面さは発揮してるぅぅぅぅぅ!!!

 

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なんと、ベストソングも作っていたぁぁぁ!!!

 

あと当時のロック少年あるあるで、「ロッキング・オン」「ロッキング・オン・ジャパン」「BUZZ」を毎号買ってむさぶるように読んでた

 僕の人生ベストアルバム5に君臨し続けている、レディオヘッド「OKコンピューター」 中村一義「金字塔」がドロップされたのは1997年、静岡時代だった。他に記憶しているのは、営業中の車でラジオから流れてきた椎名林檎「歌舞伎町の女王」。その時初めて聴いたのだが、あの声は衝撃的だったな~。 あと、スピッツ「フェイクファー」なんかスゲー春ってイメージあるので、調べてみるとドロップされたのは3月25日。春だった。やっぱり。約23年も前のことなのに覚えているもんだね。しかしロックのアルバムと聴いてた季節って僕の中ではこれを除いてリンクすることはないんだけどなんでフェイクファーだけこういうことになったんだろう?

 

2章:福岡DEロック

会社を退職し、実家へ出戻り。7か月の転職活動。そして再就職した会社で配属されたのは博多!人生初上陸! 博多の近くに住んでたのだが、すぐ北九州の門司にできた営業所に異動(既定路線)。門司には大きなCDショップがなく、隣の駅の小倉にあったタワレコで週末になるとCDを購入してた。

 そして僕のロック人生で大きな事件が起こる。フジロックである。静岡時代の1997年に、第1回が富士天神山スキー場で開かれたのだが、「野外フェス?泊り?一人で行くのはちょっと・・・」と尻込みしてしまい、行かず。第2回の豊洲は行ったのだが、場所が自然なんてない殺風景な場所で、「ふーん、野外フェスってこんなもんなのね」とちょっと感動しただけで終わる。そして第3回の苗場スキー場。大自然の中でロックを浴びる気持ちよさ。ステージがいくつもありタイムテーブルとにらめっこしながら好きなバンドを選び、前方で踊りまくりながらでも、後ろで寝転がりながらでも参加できる自由さ。生中を飲みながら移動したり、今までの屋台のイメージを覆す程うまい食べ物が多かったりと飲食三昧。山なので突然土砂降りになったり、雨が続いたりする厳しさはあるけれど、そんなマイナス面なんか忘れちゃう位楽しかった。「ユリイカ!」と叫んでしまう程。(ユリイカ多いな!)

 あまりに楽しくて、第4回は九州に住んでいたのだが当然参加。しかし、帰ってきた後ふと考えた。「九州からフジロックへ行くと交通費とか移動時間が半端ないな。この会社は転勤も多いし、もしかしたら更にバカにならない場所に転勤も十分ありえるし。つか、地方だと、単独ライブも気軽に行ける距離のライブハウスに好きなバンドなかなか来ないよな。九州住んでから、好きなバンドで来たのはプライマルスクリームだけだし。」

 

 というわけで、私、ロックをより楽しみたいので会社を辞めてしまいました(実話)。まあ、他にも転勤が続く仕事だと、友達に会う回数も少なくなるし、離れてみて初めて気づいた故郷横浜の良さ(恋愛漫画風に)とかあるんだけどね。

 

  振り返ってみるとフードファイターの『回転寿司対決』の食い終わった皿のように次々と記憶がよみがえってきて、1回で終わらなかったので続きます。

                              𠮷岡一蛍