無駄に几帳面な行動記録

他、心にうつりゆく  よしなしごとを  そこはかとなく

無駄に几帳面な男と名前

友達が結婚したり子供が産まれたりすると、その友達との会話の中で奥さんや子供がその後の話題に登場することになる。一回聞いただけで名前をずっと覚えていれればいいのだが残念ながら僕の記憶容量は、スーパーファミコン程度なので次に友達と会う時には忘れていることも度々あった。

 そこでいつからか導入したのが無駄に几帳面システム。ガラケーのメモに「仲間の子供、嫁の名」というものを作り、子供の名前と誕生日(生まれた時に連絡があるからその時点で)と嫁の名をメモっておくのだ。

 まあ、別に会話の中で、「子供」「奥さん」って言い方でも別に困ることはないのだが、名前で読んだ方がいいじゃんと思ってね。僕のモットーとして「自分がされたら嬉しいことはする、嫌なことはしない」ってのあるんだが、僕の家族を名前で呼んでくれた方が嬉しいので。会ったことない奥さんの場合はいきなり名前で呼ぶのはちょっとキモいから(笑)まあメモだけでしばらく温存ってこともあるけど。

 実際、こないだ友達と1年ぶりに飲んだ時、「○○ちゃんはもう●才か。元気?」と話したら、「お、名前覚えててくれたんだ!」って喜んでくれたしな。あと、家族同士で遊ぶ時に子供に「おじさんが、◇◇君の誕生日を当ててみせよう」と当ててみせてびっくりさせるという遊びも可能。

 こうしてみると、これはいつもの無駄に几帳面ではなく、役に立つ几帳面と言ってもいいんじゃないでしょうか。 

                                  𠮷岡一蛍