無駄に几帳面な行動記録

他、心にうつりゆく  よしなしごとを  そこはかとなく

無駄に几帳面な男と掃き掃除

休日の僕の朝の日課(週課?そんな言葉あるのかしらん)として、『 家の前と向こう三軒両隣の道路の掃き掃除 』というのがある。

 定期的にやり始めるようになったきっかけは、毎度おなじみの 無駄に几帳面が関係している。 

 とある日。家を出てすぐの道路を歩いていたらザラザラ感が。箒と塵取りを持ってきてそこを掃いてみたら、塵取りに心地よい音を立てて小石が転がって行くではないか!

 き・も・ち・イ・イ!!!

 無駄に几帳面心に火が付きその日から週課になっていったのだが、家の前に毎回都合よく小石が落ちてることなんてない。そこで向こう三軒両隣に遠征していくようになったのだ。

 そんな理由なので「あ~ら、吉岡さんのご主人、お宅の前だけじゃなくご近所の道路も掃かれていて素敵ざますね~」な~んてことを言われたいがためにやってるわけじゃない。僕も人並みに承認欲求はあるけど、これについては、無駄に几帳面欲求95%、承認欲求5%位である。

 ただ週一とはいえ、継続して掃き掃除してたら小石は枯渇するのではないか?と思っていたのだが、あら不思議。風なのか雨なのか無駄に几帳面な神様なのかわからないけど、どっかしらに小石が復活しているのである。

 そこで僕は毎週小石ザラザラ地帯を探しては「むむ、発見。さっ、さっさっさっ」と掃き、しかも更に無駄に几帳面に、何回掃いたか数えながら掃き「おっ!500回超えたぞ。スゲーな今日は豊作。」とご機嫌になったり、家の周り以外の道を歩いて大量の小石が溜まっている道路を見つけてしまった時に、「は、掃きたい。。。」と唾を飲み込んでしまったりと、もはや無駄に几帳面というか変態の領域に到達しつつあるのであった。

                                  吉岡一蛍