さて、さっそく前回の続きを。
特急にちりんで延岡駅に着いた僕は、レンタカー移動のおかん&弟とランチも別々。別に仲が悪いわけでなく(笑)時間の都合ね。
で、僕は延岡駅すぐのところにある 「直ちゃん」 ってお店でチキン南蛮を食べた。 チキン南蛮と言えば、タルタルソースが付いてくるもんだと思っていたのだが、チキン南蛮の元祖って言われているこのお店にはなんと付いてないのだ。元祖と言われている店でついてないんだから、これはちょっとした想定外。でも味は最高に旨く、旅行ならではの喜びだった。
延岡での用事も終わり、その日はそのまま延岡で宿泊。翌日は、またしても特急にちりんで移動、大分駅で途中下車してリサーチしていた 「ふくやラーメン」 でとんこつラーメンを食べたがこれもまた旨かった。ラーメン大好きな僕の無駄に几帳面にラーメンリストもこれで766店目!
さて、2日目もいつもの旅行より想定外な事が起きたので前回に続き書いてみる。
◆ブラタモリ的出会い
僕はブラタモリが好きで好きで、好きになってから学生時代は全く興味なかった地学にも興味を持ち出し、本を図書館で借りたり(無駄に几帳面に記録取ってるので見たら9冊借りてた)、散歩をしていて初めて見る坂を見るとテンションが上がってしまう位なんだけど、今回の旅では全く想定してなかった発見が2つあった。
1つ目は、特急で移動していて窓の外をふと見ていた時に飛び込んできた大きな白い山肌。「これは??? ! 石灰岩!?」と、急いでスマホで検索すると正解。津久見市は日本で有数の石灰岩の産地だそう。
2つ目は、別府に着き街を歩いていた時、海から山に向かって非常になだらかな坂が1km以上続いているのを見た。(残念ながらうまくそれが伝わる写真が撮れなかった)別の場所に移動してもそんな光景をいくつか見た。で、またまたひらめいて検索したら正解。別府は扇状地だったのだ。
ブラタモリ好きとは言え、ブラタモリ的スポットがあるかどうかは調べて行かなかったので、この2つは非常に嬉しい想定外だった。
◆地獄めぐり
別府に着いてから、温泉宿のチェックインまで約3時間あるので行こうと決めていたのは地獄めぐり。別府に地獄があるというのは旅行の前から知っていたのだが、地獄めぐりという名前と血の色の地獄があるらしいということだけで何があるのかよくわかっていなかった。 調べて行ってすぐ気づいた衝撃の事実が
「地獄めぐりは、温泉に浸かって楽しむところではなく、見て楽しむところ」
だということ。(地獄めぐりの想定外 その1)
これ皆さんはどうですか? 少なくとも僕は 「赤い温泉になんてなかなか入れることはないからな。楽しみ楽しみ。温泉にゆったりつかって温泉宿でも温泉につかってこの日は1日中、温泉三昧だわい。」 と、考えていただけにかなりショック。(足湯はある)。
気を取り直して調査を進めて行くと 「海地獄」 「鬼石坊主地獄」 「かまど地獄」 「鬼山地獄」 「白池地獄」 「血の池地獄」 「竜巻地獄」 という7つの地獄があるということが判明。なんかこういうの 「十二鬼月」 「王下七武海」 「南斗六聖拳」 「梁山泊十六傑」 みたいでワクワクするよね。この7つの地獄を制覇するのは、スタンプラリーぽくて無駄に几帳面心をくすぐりテンションがV字回復した。
で当日。バスで地獄に着く寸前に、地獄めぐりについて書かれたサイトをプリントアウトしたものや手書きでまとめた地獄めぐりメモを自宅に置いてきたことに気付く。(地獄めぐりの想定外 その2) 持ち物リストには書かれていなかったから持ってくるのを忘れてしまった。リストがないと忘れる僕の記憶力って!ただし、時間割りにはめぐる順番と目安の時間が書かれており、無駄に几帳面の面目躍如。
そんなこんなで地獄に到着しめぐったわけだが、予想以上にめちゃくちゃ楽しかった。(地獄めぐりの想定外 その3)
とにかく各地獄のビジュアルがそんじょそこらの観光地・温泉じゃ見られない凄さ。こんな感じ。
他にも、海地獄には歴史やトリビアを学べるギャラリーがあったり、かまど地獄にはスタッフが実験をして地獄の秘密を紹介してくれたりと、地獄ごとに趣向を凝らしたものがあって飽きない。
旅行前には、3時間じゃ流石に7つの地獄はめぐれなさそうだが、近接の5つの地獄は行けるかな~と思っていたのだがじっくり見過ぎて、5つどころか、海地獄・鬼石地獄・かまど地獄の3地獄しかめぐれなかった。(地獄めぐりの想定外 その4)
だったら、温泉宿に着く時間遅らせて7つ全部めぐればいいじゃんって思う人もいるかもしれないけど、あっし、温泉宿はチェックイン時間ぴったりに着いてゆっくり寛ぎたい派なんで、それだけは譲れませんのです。 ズコー。
というわけでいつもの旅行より 「想定外のこと・軽いハプニング」 が多かった九州旅行もおしまい。そこまで想定外のこと・軽いハプニングなんて起きてないじゃん!って思う人もいるかもしれないけど、確かにそうかもしれない。 ズコズコダブル。
吉岡 一蛍